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楽器調整について

楽器の調整について、少しご案内いたします。

鳴り方に違和感・・・高音がキンキンする、割れるようになった、低音が響かない、不快な共鳴音がする、など、音色の変化があれば、【駒(こま)】と【魂柱(こんちゅう)】の場所がズレていたり、魂柱の長さが、駒の高さが合わない事もあります。

極端な話、駒が低すぎても弦と指板(しばん)が近くて、指は軽やかでもボリュームに欠けたり、ビブラートをかけると音色がイマイチ、妙な反響を起こしたり、高すぎても指の動きが大変になったり、またカーブがキツくても緩すぎても、隣の弦に移る【移弦(いげん)】が大変になるので、腕前や、好む角度に相談してセットしていただくと良いです♪


                     左がビオラの駒、
                     真ん中が魂柱、
                     右がバイオリンの駒
                     

表板から中を覗くとこんな柱が立っています♪

弦楽器技師さんは、皆さんに楽器を楽しんで弾いていただくため、大変なご尽力をしてくださる凄い味方です!

信頼のおける技師さんをみつけられたら、年2~3回は顔を出して、楽器を診ていただくと、不調にいち早く気づいて直してくださるだけではなく、奏者の好みに合わせた音色にセットしてくれたり。仲良くしていただくととても良い弦楽器ライフが送れますので、おススメします♪



【調弦(音程を合わせる事)】の苦手な弦に、もしくは全弦に【アジャスター(ねじ)】をご自分で付けるか、楽器屋さんに依頼して付けていただく、もしくは鋳型で一体化されたテールピースという部品に付け替えていただくなど、状況によってお勧めさせていただいております。

                         右の部品がアジャスター、
                         ねじの長さで、音程の幅が広く狭く、
                         材質で音色に影響。

                         色や装飾もお好みで選べます。
                         
プロは【E(いー線)】「み」のみ使用。沢山付けると響きが悪くなります。
かといって、この線ばかりはペグで頑張ると、即切れます💦

弦の端の始末に【ボールエンド】と【ループエンド】というものがあります。
アジャスターの弦の受け部がボール用なのか、ループ用なのかという事に
注意してご購入ください。


調弦に苦労する方のために鋳型(いがた)で一体型となった【テールピース】、アジャスターのついているバチのような、細長い部品も、全弦につけるよりはずっと良い音色になるためこのような部品も売っています。







これは技師さんに頼まないと付け替えられません。この部品を、楽器の芯棒になるボタンにくくりつけるワイヤーの長さや、テールピースの顔側もしくは指板側への終わりが大きく運命を変えますので、お願いしたいときは、予め「鋳型のアジャスター付きのテールピースに変えてください」と予約してからお出かけくださいね♪



また、ペグ(糸巻)と、穴の径の緩衝剤として、回りが滑らかになるよう、メンテナンス用品を使うことも大事ですが、長く使っていたり、買ったまま調整(必ず必要です)をしていない物や、昔は調子良くても放置していると、バイオリン本体とペグの木材の種類が違いますから、どうしても接触面にトラブルが生まれます。

​数年に一度、ペグの削り直しや、穴の調整をしないと調弦が大変になります。

こんな時は、お近くの弦楽器工房、弦楽器技師、お近くにいらっしゃらなければ楽器店や私にお問合せください、なるべくお近くの方をご紹介したいと思います♪

 

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